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蒼のマハラジャ

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英国大使の娘・モイラとラジャスタン藩王国の王子・シルバ。生まれた場所も育ち方もまったく違うふたりは、最初のうちは反発しあうが、ある事件をきっかけにして心を通わせ合うようになり、生涯を共にするパートナーとなる。第二次世界大戦前のお伽噺のようなインドの藩王国での物語です。現代ならごく当たり前の感覚が当時は通用しません。先進的な女性であるモイラはそのギャップに苦しみながらも、積極的な行動でそれをひとつずつ克服していきます。もちろん、その陰にはシルバの支えがありました。

世界大戦と民族独立とを抜きには語れない作品です。時代の波にもまれることでシルバは近代に目覚め、故国を存続させるために奔走します。孤独なおチビさんからひとりの青年への成長。ヒロインはモイラですが、ふたりでワンセットという印象が強いです。時代に望まれたカップルとでもいいましょうか。

シルバの打つ手は全て成功していますが、そのために二人がどれほど努力したことか。持ち前の能力と運と人脈と、文字どおりフル回転で生きていきました。トップに立つ人には才覚も必要なのだと実感させてくれます。成功物語なので読後感はとてもいいです。王様と王妃様が幸せに暮らしました、で終わる素敵なお伽噺です。

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蒼のマハラジャ (2)
【タイトル】蒼のマハラジャ
【作者】神坂 智子
【出版】文庫版:ホーム社(集英社)2007年5月18日
【内容】角川書店(1990年)からコミックス全10巻で発行されたものの文庫版。
英国統治下のインドを舞台にくりひろげられるモイラ&シルバのエキゾチックロマン!

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