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魔法使いの娘

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「ここはグリーンウッド」で一斉を風靡した那州雪絵さんのちょっとオカルトチックな陰陽師コミックが「魔法使いの娘」です。

4403618103魔法使いの娘 (3)
那州 雪絵
新書館 ウイングコミックス

私こと鈴の木初音は、ごくフツーの17歳。でも、私のパパは、ちょっとアレ。……陰陽師をしてるんです。しかも、日本一らしい。でも私にはかんけーないですから!! そんな私に、ある日パパから宿題が!!! 男ふたりと同居して、どっちが『鬼』かを見分けろとか言いやがるんですけど、親として……いや、人としてどーなの!!!!? フツーの女子高生・初音ちゃんの、フツーとはいえない毎日を描く、那州雪絵のハジケ系オカルティック・シリーズ

ヒロインの初音には、陰陽師としての高い力があるらしく、義理父・無山から跡継ぎにと嘱望されています。普通の生活を望んでいる初音にとっては大迷惑な話で、ひたすら無視。それならば、と無山は式で鬼を飛ばしてきます。篠崎という護衛の弟子付きというけれど、どうも何かありそう…。初音の予感は的中し、無山に力を試されるは、篠崎には殺されかけるは、望まない方向へと進んでいきます。結局、篠崎と式は初音の下僕。篠崎は力こそ無山には遠く及ばないですが、社会的適性は遙かに上です。初音とは恋愛しそうにないけど、いい相棒?には慣れるんではないでしょうか。

初音の力は実の両親譲りらしく、彼女の父は無山と同じく陰陽師でした。両親の死後、スッパリ記憶がなくなっていた初音は、そのことを疑問に思い、少しずつ真相に近づいてきているようです。無山の敵だけど初音を守ってくれる無畏はいろいろなことを知っているようですが、教えてくれる気があるんだかないんだかはっきりしません。無山が和服なのに対して、無畏は吸血鬼みたいな黒いスーツ。紫外線アレルギーということですが、ハンサムだけどみるからに怪しげです。初音の周りにはどんどん普通でない人が集まりつつあります。

無山は子供の頃から陰陽師稼業をやってきたため、それ以外のことは何もわかりません。教えてくれる人がいなかったのです。陰陽師としては日本一で、魔神としても最強。人間として欠落している部分を初音に頼りっきりです。だから初音は無山を見捨てられない。「パパが大好き」な娘の本音が見え隠れしながら、普通の生活にこだわる初音なのです。この先、初音が自分の意志で本格的に力を使うことになるのかは不明ですが、無意識の最強を目指して欲しいような気もします。

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